finland
Suomen sanat, jotka on samalaisia kuin japanin
日本語のようなフィンランド語単語

フィンランド語の発音は日本語に似ているので,日本語とそっくりの発音の単語は無数にあります.中には下のようなおもしろいものもあります.


rouva →「老婆」?
いえいえ,「(既婚の)婦人」「ミセス・〜」の意味です.koti「家」とくっつけるとkotirouva「主婦」になります.ただしフィンランドでは,Mr./Mrs.という意味でのHerra/Rouvaは,大統領夫妻を呼ぶ場合や"Herra Kenraali!"(「将軍閣下!」,KenraaliとはGeneralのこと)という呼びかけくらいにしか使いません.
 
suu →「吸う」?
そのとおり,「口」のことです.
 
sää →「さあ?」?
「明日の天気は?」「さあ.」...「天気」 のことです.
 
ikkuna →「行くな」?
「窓」のことです.「窓からは出て行っくな.」(失礼)
 
joi →「酔い」?
「(彼/彼女は)飲んだ.」という意味です.まあ酔うかもしれませんね.なお,この形は3人称単数過去の形で,原形(フィンランド語文法では第1不定詞)はjuodaです.「飲物」はjuomaといいます.
 
oja →「親」?
襖の敷居は親の頭と思え,とか昔は言ったものですが... 敷居ではなく,「溝,堀」のことです.Ojaという姓の人もいます.「堀さん」ですね.
 
puku →「服」?
「(服の)スーツ」です.意味も音も一番近い言葉ではないでしょうか.「日本語のルーツはフィンランド語だった」なんて「トンデモ本」が書けそうです.
 
pää →「パー」?
aho →「阿呆」?
vaaka →「馬鹿」?
テレビの「探偵ナイトスクープ」で,「フィンランドには何とかネンという名前の人が多いようですが,アホヤネンとか大阪弁みたいな名前の人はいますか?」という質問があって,Pääjänenという人を見つけて電話していたそうです.電話帳によると,Ahojanenという人はみつかりませんでしたが,Aho, Ahonen, Ahopääという人はたくさんいました.Ahokasさんという人もいます.
 余談が長くなりましたが,pääは「頭・主要な」,ahoは「森の中で沼などがあって空が開けているところ」,vaakaは「はかり,てんびん」という意味です.「首相」はpääministeriといいますが,私が滞在していたころのフィンランドの首相(pääministeri)はEsko Aho氏でした.「パー大臣がアホさん」だったわけです.
 
nainen → 「無いねん」?
「女」.失礼)


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